はじめに
ここ数年、ライブ配信の需要は劇的に高まりました。セミナーや商品発表、社内説明会からエンタメイベントまで、オンラインでの「伝える手段」として配信が一般化しています。
しかし、いざ配信を行うとなると、「通信が不安」「機材が足りない」「画面が暗い」など、課題が山積み。そんなときに注目されているのがライブ配信用のスタジオの利用です。
本記事では、専用のライブ配信スタジオを活用するメリットから、選び方のポイント、実際の利用事例まで詳しく解説します。
ライブ配信の導入事例について、詳しく知りたい方はこちらのブログ記事
「ライブ配信でビジネスを加速!集客に効く活用法と成功事例」(ビジネス活用版)
「教育現場が変わる!学校行事や授業に「ライブ配信」を活用する最前線ガイド」(教育現場活用版)
もぜひご覧ください。

実際のスタジオ利用事例
事例1:企業の製品発表会
あるIT企業では、東京・渋谷にある配信スタジオを利用。スタジオには天井照明・有線LAN・2カメ体制が揃っており、プレゼンターはスライド横に立ち、見栄えよく演出。現地にはスタッフが常駐し、トラブル時も即対応できたため、安心して配信に集中できたとのこと。
事例2:YouTuberによるゲーム実況ライブ
登録者10万人超のゲーム実況者は、配信中の回線落ちを防ぐため、音響に強いスタジオを利用。防音・吸音設計のブースと複数のモニター、マイク環境を駆使し、没入感のある実況が実現。リピート率も高いスタジオのひとつ。
事例3:教育機関によるオンラインセミナー
都内の私立大学が開催した入試説明会では、大学構内ではなくライブ配信スタジオを利用。照明調整・複数カメラ切替・進行管理サポートなど、教育機関でもプロ並みの品質でオンライン説明が実現できた。
ライブ配信でスタジオを使う理由とは
ライブ配信を自宅やオフィスから行うケースもありますが、プロ品質を求めるならスタジオ活用が断然おすすめです。その理由は大きく以下の3つに集約されます。
安定した通信環境
スタジオでは、有線LANや専用回線が確保されており、回線落ちやラグのリスクが最小限に抑えられます。
高品質な映像と音声
スタジオには業務用カメラ、照明、マイクなどが揃っており、視聴者にとって見やすく聞きやすい配信が可能です。
撮影に適した空間設計
防音設備や背景セット、照明の位置など、撮影に特化した空間が用意されており、短時間で効率よく撮影ができます。

スタジオ選びでよくある失敗例と対策
・ネット環境が不安定だった
→「Wi-Fiのみ」や「モバイル回線」では不安定。必ず有線LAN対応かを確認。
・想定より機材が少なかった
→「配信対応」と書かれていても、詳細な機材リストをチェック。マイク・照明・スイッチャーの有無がポイント。
・照明が暗く顔映りが悪い
→照明が固定されているか、調光できるか確認。事前にテスト撮影をお願いするとよい。

ただ!!場所にこだわりすぎてしまうと、本末転倒!
目的はライブ配信を行うこと。そこを軸に!
ライブ配信スタジオの選び方:5つのポイント
用途に応じたスタジオ選定
配信の目的によって適したスタジオは異なります。たとえば、プレゼン主体のセミナーであれば、講演者の顔とスライドが映る設計が望ましいです。一方、YouTubeなどのバラエティ系なら、背景の演出やテーブル配置も重要になります。
機材とインフラ環境の充実度
高画質なカメラ、LED照明、ガンマイク、ミキサー、配信用スイッチャー、録画機能などが揃っているかをチェックしましょう。また、インターネット回線は必ず有線対応か確認してください。
スタッフの有無・サポート体制
配信未経験者の場合、技術スタッフのサポートが有るか無いかで大きく安心感が変わります。配信開始前のリハーサルやセッティングサポート、トラブル対応などがあるかも確認しましょう。
アクセス・立地条件
都内や主要都市であれば、駅近でアクセスの良い場所が多数あります。ゲスト参加がある場合は、交通の便が大きな要因となるため、最寄り駅からの距離も重要です。
料金体系と予約の柔軟性
料金は「時間貸し」「半日・1日貸し」などが主流です。撮影時間の他に、準備・撤収時間も含めたプラン設計がされているか、追加料金の有無などを確認しましょう。直前予約可否もトラブル回避のポイントです。

まずはやってみること。やってみて、改善点を洗い出す。
そこで、内容・場所などを再考してみる!!
ライブ配信スタジオの料金相場(2025年版)
スタジオのみレンタル(箱貸し)
- 料金相場:1時間あたり¥2,000~¥15000程度(スタジオ規模によって変動)
- 特徴:スタジオ空間のみの提供で、機材やスタッフは含まれません。
- 利用例:自前の機材を持ち込んで撮影・配信を行う場合。
- 用途:自前の配信機材を持ち込む小規模配信、サークル・ワークショップなど
スタジオ+機材レンタル
- 料金相場:1時間あたり¥8,000〜¥25,000程度
- 特徴:スタジオ利用に加え、カメラ、スイッチャー、ミキサーなどの機材が含まれます。
- 利用例:機材を持っていないが、自分たちで操作して配信を行う場合。
- 用途:セミナー配信、会社の広報イベント、YouTube収録など
スタジオ+機材+スタッフ(撮影・配信おまかせプラン)
- 料金相場:半日(4〜6時間) ¥120,000〜¥250,000程度
1日(8時間) ¥200,000〜¥500,000程度 - 特徴:配信機材+音響照明+配信ディレクターやオペレーターがつき、撮影・配信・進行までプロが対応。高品質なライブ配信に対応。
- 利用例:プロ品質のライブ配信が必要、かつ、自社に技術者や機材がいない
- 用途:企業の新製品発表会、公式番組、学会・行政の公式配信など
※上記記載の料金はあくまでも相場であります。
まとめ:スタジオ選びはライブ配信の目的に応じて
ライブ配信スタジオを選ぶ際は、用途・機材・通信環境・サポート体制の4軸を意識しましょう。実際の配信成功には、場所選びが大きく影響します。事前に問い合わせや見学を行い、理想の配信を叶える環境を見つけてください。
あくまでも、ライブ配信の予算・費用に合わせて、場所を選ぶようにしてください!
自社の会議室やレンタルルームを活用したライブ発信もありますので、その内容はまた別の記事にて書かせていただきます。
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